金子眼科
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コラム
不定期ですが、医療情報や眼の健康などの情報をコラムにしました。
危ない眼の症状 飛蚊症や光視症
視界に虫や髪の毛、クモの巣のような黒い物ものがチラチラと見えることを 飛蚊症(ひぶんしょう)と言います。眼球の中を満たしている硝子体(しょうしたい:卵の白身のような粘稠度のある液体で満たされています)は、硝子膜という薄い膜に包まれていて、網膜にぴったりと付いています。しかし、老化現象または近視に伴う生理的変化により液化変性を起こすと硝子膜が網膜から剥がれ(後部硝子体剥離といいます)、特に視神経乳頭に厚く付いていた硝子膜が剥がれると厚い濁りが眼内に浮くために出現します。光視症は後部硝子体剥離が不完全な時、網膜に引っ張られる力が作用すると光が走るように見える症状です。飛蚊症や光視症は、主に上記のような老化現象で出ますが、ごく稀に網膜裂孔(網膜剥離の前ぶれ)や眼底出血、眼内の炎症の際にでることがあります。網膜に異常ない後部硝子体剥離と診断されれば、心配のいらない状態ですが、後部硝子体剥離はまだ不完全で硝子体の変化は続きますので、しばらくは定期的に眼底検査をされた方が安心です。後に網膜裂孔が形成されることが稀にあります。網膜裂孔はなぜできるかというと、網膜と硝子膜が部分的に強く癒着していてそれが剥がれるときに網膜に穴ができてしまうためです。また一旦できると、経過中何カ所かに網膜裂孔が形成されることがあります。飛蚊症 光視症イメージ
 
網膜剥離飛蚊症や光視症が出現したら
飛蚊症はとても気になる症状ですが、目を強く押したりマッサージをしたりはおやめください。網膜を傷つけてしまうことがあります。
涙の役割と目薬の使い方
目のふちには油分を分泌する腺と上まぶたの目尻側には涙腺があり、まばたきのたびに涙腺から涙が分泌されて、黒目(角膜)が乾かないようになっています。その涙は鼻の奥に流れていきます。常に目の表面は涙で洗い流されているのです。涙は、油分と粘液成分と漿液成分(サラサラの涙)の三層構造になっていて、目を乾燥から守っています。また、免疫物質も含んでいる為、殺菌力もあります。皮膚やまつげには、細菌はたくさん付いていても、目の表面は通常であれば、無菌状態です。夜寝ている間は、涙は分泌されません。
2、目薬の使い方
涙の役割を理解されれば、むやみやたらに目薬をつけてはならないことが理解できると思います。1滴で充分なのに、物足りないと2滴3滴つけていませんか?目薬は1滴入れば充分なように濃度が調整されています。したがって、たくさんさしてしまうと大切な涙の層をこわし、涙を流し去って感染しやすく乾燥しやすい目を自ら作り出してしまいますし薬剤による角膜炎を起こしやすくなります。
点眼回数を守っていますか
各疾患にあわせ、その薬の効果や副作用を考えて回数を指示しておりますので、必ず守ってお使いください。ゴロゴロするから、乾燥するからといって、指示以上に頻回点眼してしまうと、手も洗いすぎると荒れてしまうように、よけいに乾燥しやすくなりますし感染症を起こす場合もあります。また、ほとんどの目薬には防腐剤が少量含まれておりますが、1滴の目薬ならば涙で薄められてほとんど防腐剤の影響がありません。しかし、ドライアイの方では涙が少なく防腐剤が薄められないため、防腐剤による角膜障害を起こしやすくなります。頻回点眼してしまうとさらに防腐剤による角膜炎を起こしやすくなります。
目薬は確実に入れて下さい。
目薬のチップの先が目に触れないように、チップの先を指で触ったりしないようにを注意してください。目薬の中で細菌が繁殖してしまいます。また、点眼液はまつげやまぶたから目の中に垂らさないようにしてください。まぶたやまつげに付いた細菌を目の中に垂らし込んでしまいます。目薬のこぼれたあとを拭くときや涙を拭くときに、目頭をタオルやハンカチで拭いていませんか?タオルやハンカチは、きれいに洗ったつもりでも雑菌が繁殖しています。
何種類も目薬があるとき、たて続けにさしていませんか?

はじめにつけた薬を次につけた薬で流すだけで、薬の効果が半減してしまいます。特に、緑内障の目薬をつけている方は、幾つもいっぺんにささずに間隔を開けた方が薬の吸収が良く効果的です。
目薬を付けた後、パチパチまばたきしてしまうと、涙の分泌により目薬が鼻へと早く流れてしまいます。点眼後3分目を閉じ、目頭を押さえておくと目薬が目にとどまり効果的です。

寝る間際や夜中の目薬は?
夜中には涙が分泌されないため、寝る間際の目薬や夜中の目薬は、やめてください。目にとって高濃度になってしまい角膜障害を起こす原因となります。
一度開封した目薬何ヶ月も使っていませんか?
開封していなければ、点眼薬のラベルに書いてある日付まで大丈夫ですが、開封したら1ヶ月で使い切ってください。病院で処方される点眼液は、市販薬の1/3に防腐剤の量が抑えられています。(市販薬は防腐剤が多く入っていますので開封後3ヶ月です)一度開封した点眼薬を半年一年と長く使用し、感染性角膜炎を起こした方もいらっしゃいますので、気をつけてください。保存方法は目薬の薬剤安定性を考えて、遮光しなければならないもの、冷所保存しなければならないもの、冷所保存してはならないものなどがあります。

以上目薬についてご説明しました。当院では、なるべく点眼薬の種類を減らし、点眼方法を丁寧に指導しております。「冷所保存の薬は旅行中どうしたら良いの?」などいろいろな質問にもお答えしておりますので、ご相談下さい。
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涙の役割と目薬の使い方